国会は不正常が続いています
[2009.11.22]
今週末の国会は大荒れでした。
国会の運営を決定する議院運営委員会や、国会対策委員会では、与野党の思惑が交差し、国会の日程をめぐって激しいやりとりがなされているようです。
木曜日の衆議院本会議は、昼の1時に開会予定だったのですが、結局開会は夜の9時過ぎで、深夜1時過ぎまでかかるような状況でした。
途中、野党(自民・公明)は退席してから翌日の委員会にも出席しないという状況で、翌日の午前中委員会、午後本会議という予定も、委員会の質疑も終わらないまま散会となり、本会議も開かれませんでした。
できる限り与野党合意のうえで国会運営を進めたいということで、このような状況は政権交代以前にもしばしば見られた光景のようです。
現在の国会運営の仕組みの中で、こういったことが起こる事情はよく分かりますし、国会とはこういうものなのかもしれません。
しかし、一般の皆さんが現場を見たときに、今の不正常な状況はやっぱり"おかしい"と思でしょうし、大変な"ムダ"だと思うはずです。
"おかしい"ところは直さなければなりませんし、"ムダ"はできるだけなくす努力が必要です。
仕組みの問題から国会が空転することで、直接的・間接的な経費のムダや、時間のロスなど、どれだけの不利益を国民が負っているのかを明らかにして、改善に取り組む必要があると思います。
新人の今だからこそ感じられるこの感覚を忘れないように心に刻みたいと思います。
先週の京セラ稲森会長に続き、今週も新人研修があり、ちょうどこのテーマに直接つながるようなお話だったので、簡単に紹介します。
新しい日本をつくる国民会議(21世紀臨調)の佐々木毅代表(元東京大学総長)は、国会が日程調整を巡って駆け引きに追われている状況を正すためには、国会を一年中開いておける通年国会に改めるべきというテーマから始まり、国会を政治主導の議論の場に改革するためのお話を聞かせていただきました。
講義で使われた資料(国会審議活性化等に関する緊急提言)が21世紀臨調のHPで公開になっていますので興味のある方はご覧ください。
スズキ(株)の鈴木修会長兼社長は、企業経営の経験や浜松市行財政改革推進審議会での経験をもとに、時代とともに変化する常識にいかに対応すべきかという心構えや、市(市役所)の仕組みを徹底的に勉強すれば国は良くなるといったことをお話しいただきました。
僕も市議会で真剣に取り組んできた中で、おかしい、このままではいけないと思ったことを変えるために国政への挑戦を決意したという経緯もあり、とても共感できる内容でした。
最後は、今日も朝の討論番組でお見受けしましたが、経済学者の榊原英資先生のお話を聞くことができました。
僕とは経歴も経験も比べ物にならない先生ですが、お話になっている内容は僕が地方の現場で必死に考えてたどり着いたことと一致している事が多く、今何をすべきなのかを改めて考える機会になりました。
国会は来週も大変な状況が続くと思いますが、この貴重な体験を将来に活かせるよう、今起きていることをしっかりと胸に刻みこみたいと思います。